特色ある取り組み

　本教育プログラムで、授業の分かりやすさや学修意欲を高めるために取り入れているのが「学生どうしの学びあい」です。コロナ感染対策を考慮しつつ、オンラインアプリケーションを利用してデジタル空間での先進的な学びあいを実現しています。
　例えば、複数の学生が同時に書き込みできるオンラインドキュメントを使ったオンライングループワークを実施しています。定められたテーマに沿って、ドキュメントファイルに意見を書き込みますが、同時に、他の学生の意見が書き込まれる様子もリアルタイムに見ることができます。他者の意見を手掛かりにすることで、分かりやすさが向上するのではないかと考えます。
　また、googleフォームを使った同僚間アンケートも実施しています。定められたテーマに沿って互いにアンケートを取り合うことで、課題設定から始まる一連のデータ分析プロセスを体験できるとともに、身近な学生どうしの生きたデータを使った分析ができるようにしています。

• 西牧可織、二瓶裕之、“クラウド活用による同僚間アンケート調査を取り入れた問題発見課題解決型協働学修”、私立大学情報教育協会賞　受賞論文（20219年度）

　本学ではDX推進計画を策定して「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」に採択されました。計画では「学生どうしの学びあい」と「内製したAIの活用」により、医療系の大学で、学修者本位の数理・データサイエンス・AI教育を実施できる仕組みを確立することも計画しています。確立した教育手法（授業内容、教材、課題など）や内製したAIについては、オープンソース化して教育機関へ公開し、本プログラムを全国へ広く普及することを目指しています。

北海道医療大学　情報センター・情報推進課

お問い合わせ先：情報推進課　ips(at)hoku-iryo-u.ac.jp