数理・データサイエンス・AI リテラシーレベルの授業実践
教育プログラム
概要
本学DX推進計画では、小・中規模で多種多面的なAIがあることからも、AIを正しく使いこなすことができるように、全学的に「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」を実施します。本教育プログラムでは、AIが従来のツールよりはるかに複雑な動きをするため、その概要を理解し、正しく利用できる素養を身につけ、AIを有効かつ安全に利用できるスキルの醸成を図ります。
特徴
協働学修における学びあいを通じて、分かりやすさが高まる内容を実施
同僚間アンケート調査手法を取り入れて、学修意欲が高まるプログラムを実施
本学で内製したAIを活用することで、習熟度や各学部の専門性を踏まえたプログラムを実施
プログラミング(python)教育やSTEAM教育など、習熟度や専⾨性に応じた選択科目も実施
文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)プラス」への選定(令和3年8月4日)
本学の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」である「医療系大学での学びあいと内製AIによる学修者本位の教育」が文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)プラス」に選定されました。
https://www.mext.go.jp/content/20210804-mxt_senmon01-000016191_2.pdf(外部サイト・文部科学省)
選定されたのは全国で11大学*で、医療系大学としては本学が国内で唯一の選定校となります(令和3年8月4日 )。また、私立大学としても選定されたのは3大学となっています。今後は、他大学等への普及・展開や産業界等社会への積極的な情報発信に務めることを使命としています。
* 北海道大学、東北大学、筑波大学、千葉大学、滋賀大学、九州大学 山陽小野田市立山口東京理科大学
北海道医療大学、金沢工業大学、久留米工業大学、長岡工業高等専門学校
北海道医療大学「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」申請書(余白部分など調整して読みやすくしています)
(認定有効期限 令和8年3月31日)
北海道医療大学|PROJECT AI
プログラムを構成する授業科目
シラバス
全学部で統一的な数理・データサイエンス・AI教育プログラムを必須科目で実施します。また、選択科目では、pythonを使ったプログラミングや機械学習(看護福祉学部、心理科学部、医療技術学部*)、プログラミングをロボット動作で可視化するSTEAM教育(心理科学部)を実施します。
医療技術学部*は必須科目で実施
薬学部:情報科学、文章指導
歯学部:医療情報処理演習
看護福祉学部:情報処理演習、情報科学(選択科目)
心理科学部:情報処理演習Ⅰ、情報処理演習Ⅱ、基礎統計学、情報科学(選択科目)
リハビリテーション科学部(作業療法学科・理学療法学科):情報処理演習、基礎統計学
リハビリテーション科学部(言語聴覚療法学科):情報処理演習
医療技術学部:医療情報処理演習、情報科学
2022年度 カリキュラムマップ
背景色が灰色の授業科目で「導入」、「基礎」、「心得」を修得する。「※基礎統計学」と「※情報科学」では「選択」も修得できる。
プログラムの授業内容・概要
授業科目ごとの内容、スライド、教材等
授業科目ごとに授業内容、スライド、教材などを公開します
MDASHの必須項目(「導入」、「基礎」、「心得」)を学ぶ授業科目(2021年度版)
MDASHのオプション項目(「選択」)を学ぶ授業科目(2022年度版)
MDASH5つの項目ごとの学修内容(2021年度版)
プログラムで修得できる能力
本教育プログラムを通して修得できる能力です
本学で内製したAIの実体験を通して、データやAIを活用した新しいサービスと自らの生活との結びつきについての知識を修得する
実社会のデータを使った演習を通して、日常生活や社会における課題を解決するためのツールとしてのデータ活用力を修得する
オンラインアプリケーションを使ったグループワークを通して、他者と協力しながらデータやAIを利活用できるコラボレーション力を修得する
セキュリティ事故の実例や学生どうしの実態調査を通して、インターネットを安全に使うことができる能力を修得する
学生どうしの生きたデータを使った同僚間アンケートを通して、現場で役立つデータ分析力(データを読む、説明する、扱う力)を修得する
特色ある取り組み
オンラインアプリケーションを利用したデジタル空間での「学生どうしの学びあい」を実践しています。実践内容の詳細、ならびに、教育改善効果については、下記の「ICT利用による教育改善研究発表会(2019年度)」の発表会論文にて報告しています。
西牧可織、二瓶裕之、“クラウド活用による同僚間アンケート調査を取り入れた問題発見課題解決型協働学修”、私立大学情報教育協会賞 受賞(2019年度)
本学で内製したAI(機械学習)システムを学修・教育の両面で活用しています。
本教育プログラムで内製したAI(機械学習)システムのなかで、オープンソース可能なモジュールに関しては、本サイトで公開していきます。
教育の質を向上させるための体制・計画
「DX推進計画・数理・データサイエンス・AI教育プログラムに関わる点検・評価」に関わる自己点検・評価を行っています
点検・評価(学内からの視点・学外からの視点)
本教育プログラムについての学内(教職員・学生)を対象とした質問フォームです(学内専用:本学のアカウント認証がされます)
本教育プログラムの教育改善の方法や効果については、随時、関連する学術会議などで報告します。
北海道医療大学 情報センター・情報推進課
お問い合わせ先:情報推進課 ips(at)hoku-iryo-u.ac.jp