教育デジタライゼーションの対応方針
近年、急速な情報技術の進化により、教育現場においてICT(情報通信技術)の活用が不可欠となっている。このICTを活用した教育デジタライゼーションの導入は、学修成果の向上と教育の質向上を目指すために重要な施策となり、本学DX推進計画を遂行するためには不可欠な要素となる。以下にDX推進計画における教育デジタライゼーションの対応方針を示す。
1.ICT環境の整備
教育デジタライゼーションの成果を最大限に発揮するためには、適切なICT環境の整備が不可欠となる。学生や教職員が円滑に情報を共有し、教材や学習コンテンツにアクセスできる環境、また、DX推進計画の核となるAIを活用するための環境を整えることが重要となる。
誰もがいつでもどこでもAIや必携PCを含めたICTデバイスを活用できる環境を作るために、情報ネットワーク基盤を拡充する。
AIが可視化した詳細な情報を提示することが必要なため、講義室などにものメディア機器の拡充を図る。
各学部棟でもAIや必携PCを含めたICTデバイスを活用できるように、キャンパス内にラーニングコモンズを整備する。
AIの内製に必要となるサーバ機器を拡充する。
2.教職員を対象とした教育支援・技術支援体制の整備
ICTの活用は、教職員が適切にその恩恵を受けることができるかどうかによって成否が左右される。教育デジタライゼーションの推進には、教職員を対象にした技術支援や教育支援体制の整備が不可欠である。
情報センターに「技術開発部」を設置し、ICT環境の利用支援を行う。
情報センターに「教育・研究開発部」を設置し、ICTを活用した教育支援を行う。
情報センターの教員が中心となり、定期的な研修やワークショップを通じて、教職員のICTスキル向上を図る。
3.セキュリティへの対応
ICTの活用には、情報セキュリティへの対応が不可欠である。個人情報や教育機密情報の保護、サイバー攻撃への備えなど、セキュリティ対策を徹底することが重要である。
情報セキュリティ委員会(全学委員会)を設置する。
情報セキュリティポリシーを策定し、ポリシーの定期的な見直しを行う。
情報センター運営会議(全学委員会)において、情報セキュリティに関する協議を行う。
情報セキュリティに関する専門性を持つ教職員を置く。
北海道医療大学 情報センター・情報推進課
お問い合わせ先:情報推進課 ips(at)hoku-iryo-u.ac.jp