データを読む、データを説明する、データを扱う
授業概要
各学部ごとに、定められたテーマ(情報セキュリティ:インターネットを安全に使うためには、個人情報と匿名化:コロナ禍におけるライフスタイルなど)に従って、クラスの学生に対してアンケート調査を行って調査結果をまとめる協働学修(同僚間アンケート)で、データを読む、説明する、扱うスキルを修得する。
学生どうしのアンケート調査では、まず、データの種類を意識しながら質問項目を設定しなければならないことを学ぶ。アンケート実施後、学生間の生きたデータ(実データ)であるからこそ生じるデータのばらつきや誤差の扱いを実体験を通して学び、相関と因果関係を見つけ出しながらデータを読む力を修得する。次に、スプレッドシートでデータ集計しながら解析をする。読み取った結果は、データの図表表現やデータの比較をしながら、プレゼンテーションで説明できるようにする。また、発表会で情報共有とピアレビューをする。
- テーマのsample
個人情報と匿名化:コロナ禍における大学生のライフスタイル
アンケートで回収したデータを分析して、データを読む、説明する、扱うスキルを修得します
スプレッドシートを使ったクロス集計などしながら、グループの特徴を数値で表すことができるようにします
アンケートで回収したデータに対して匿名化処理を施して、個人情報の扱う方うために必要な知識も学びます
データを読む、説明する、扱う
アンケートフォームの作成
結果の事前予測
アンケートへの回答
結果の読み取り
「同僚間アンケート」の手法については、下記の発表会論文にて詳しく紹介しています。
西牧可織、二瓶裕之、“クラウド活用による同僚間アンケート調査を取り入れた問題発見課題解決型協働学修”
修得するスキル
データの種類を考慮したアンケートフォームを作れる
アンケート結果からデータの分布と代表値を求めることができる
学生間の生きたデータを扱うことで、代表値の性質の違い、データのばらつきや誤差について概説できる
クロス集計により相関と因果関係を見出すことができる
各種のグラフ(図表表現)を使ってデータ表現できる
データを比較しながらデータを読み取れる
スプレッドシートを使いながら、データの集計や並べ替えができる
実施授業科目(授業回)
薬学部:情報科学(4~6, 11~12)
歯学部:医療情報処理演習(7~10)
看護福祉学部:情報処理演習(10~12)
心理科学部:情報処理演習Ⅰ・Ⅱ(2~3, 7~9)
リハビリテーション科学部:情報処理演習(10~12)
医療技術学部:医療情報処理演習(10~12)
北海道医療大学 情報センター・情報推進課
お問い合わせ先:情報推進課 ips(at)hoku-iryo-u.ac.jp